皆さん ご機嫌いかが

先日、姪と一緒に知床を旅してきました。

アイヌのお天気を司る大カムイ(神様)は気まぐれで、予報をキレ―に無視して、この地で採れるハッカの香りがするような雨を降らせたり、
雨粒がキラキラ水晶のように輝くお日様を上げられたり・・・。
でも、森は、海は、山は、どんな時にも美しく、その大いなる懐に私達を受け入れて清め、癒し、遊ばせてくた。
富士山のネイチャーガイド さる隊長が言う、
「どんな天気もイイ天気!」は、本当だなと、登山やトレッキングを重ねるほどに実感する。
何カ月も続いた私の喘息も、大カムイと大地に癒され、すっかり鳴りを潜めた。
アリゾナで聖なる赤い大地に抱かれた時も、一転、緑潤う蝦夷の地に触れた時も、つくづく、
「私は自然無しに生きていくのは無理だな・・・」
と実感している。
今、自宅の目の前には、背の丈ほどに育った唐黍(とうきび)が青々と揺れて、蝦夷の地に似た風景を見せているが、それでも、早、あの豊かな森が恋しい。
都市にいると、心から潤いが奪われて行く気がするのである。
立ち枯れた古木がトーテムのように見える森
アイヌの地は、私の第二の故郷であるカナダ西部に良く似かよっている。
原住民アイヌとハイダもまた驚くほど類似した文化を持っていて、私は胸に迫るものを感じ涙が溢れて来た。 今回の旅は本当に特別なものだったと思います。
いわゆる、世間的に言う、適齢期に結婚に至らなかった私は、この人生で子を産む事はもはやない。
しかし、姪と伴に旅をして、少し、娘を持ったような気分を味わわせてもらった。
そうだな・・・実際に自分が産んだ子でなくても、血縁でなくても、私と縁のある若者たちを導いて行ける存在になれるなら幸せな事。
私のできる事を通して、彼らの灯となろう。
北の空の下。小さなキャンドルに火を灯して、そう決心した。
自分がこの人生で何を成すべきか、その輪郭がハッキリと見えてきたように感じる初夏である。

帰宅してから、姪と一緒に、蝦夷地をリスペクトして、キノコキャンドルを作ってみた。
ちょっと、毒かも知んない系のキノコを目指してみましたがいかがでしょう?

姪のは、何となく、粘液を感じさせる不気味さを表現したそうです・・・・
キノコは(もっとメルヘンなものにしますが)お教室でも作りたいと思っているのですが・・・・
生徒の皆さん、頑張ってスキルアップしてね(-_-;)
さて、ということで・・・・・
7月のFlorence
は・・・ アイスナゲット・キャンドル
氷を使って作ります。 フルーツのシロップ漬けの大缶詰ほどもあるので、長く燃焼します。
それぞれ好みの色でお造りいただけます。
レースのように透かしの入ったキャンドルは、火を付けると本当に幻想的です。
お盆のお灯明としても、夕涼みに縁側で楽しむキャンドルとしてもぴったりです。
モンテズマウェルの古の先住民の住居跡遺跡のようにも見えて、ちょっと先の旅路のノスタルジーを感じちゃったりもするな・・・・。

今月は定例の三週目の日曜日開催です。13時~。
お申し込みはラインかメールでお願いたします。
おまけ


乾燥で喉がエヘン虫だったので現地で買った「流氷飴」永田製飴株式会社謹製。
本当にキラキラ、流氷のようです。
1958年ごろからあるお菓子みたいです。お砂糖と水飴オンリーで、甘いものに強くない私にもオッケーな
ナチュラルさです。
葉っぱの形のハッカも美味しかった。(良く売ってる北見通商のとは違いまっせ)
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